こんにちは。
昨日2月2日は、飯塚地域包括ケアシステム協議会研修の講師を務めさせていただきました。
リモートでしたが、そーしゃる・おふぃすも関わらせていただいている現在進行形のケースをテーマに約100名の様々な地域の専門職のみなさんが、それぞれの立場で何ができるのか、活発にディスカッションいただいております。
私たちも今は支援する側ですけども支援される側になる可能性もあります。
ある調査では、30代から50代の男性で家族と一緒にいるとストレスに感じるという人が6割から7割だったという調査結果があります。
おひとりさまの時代が到来してます。でもおひとりさまを楽しめるのは元気なうちだけかもしれません。
さらにコロナ禍の影響で生活困窮者が増え格差・分断が生まれてます。
一見して貧困状態とは思えない、見えない貧困ですけども、日本の子どもの7人に一人は相対的貧困で、ひとり親家庭になると2人に一人は相対的貧困です。
これが今の日本の現実です。
そーしゃる・おふぃすには、居住支援事業で家を失った方からの相談が絶えません。DV被害で避難してきたという女性とこどもさんも中にはおられますけども、なぜ家を失うのか、仕事をなくして収入が途絶えて家賃が払えなくなって大家さんに追い出されたというのが典型的なケースです。この場合、滞納しているのは家賃だけじゃなくて光熱費や税金も滞納しておられます。その日食べるものもないといった切羽詰まった状況ですけども、だれにも相談できずに支援の手が届かないということで、背景には地域社会からの孤立があります。
こういう課題を抱えた人たちを地域で早期発見をして支える力、いわゆる地域力になってくるかと思いますが、地域力の構成要素は2つです。一つは個人の持っている能力、もう一つはソーシャルキャピタルです。
それぞれが持っている能力を活かしつつ、点と点を線にして面としてつながることで地域力がさらに高まる効果があります。
自宅がゴミ屋敷状態になっているというのは一つの大きなサインですよね。
そういう意味では、小さなサインを見逃さない目を日頃から養っておくことも大切です。